委員会等活動報告

札幌市PTA協議会

札幌市PTA共済会

〒063-0051 札幌市西区宮の沢1-1-1-10 札幌市生涯学習総合センター(ちえりあ)3F
TEL(011)671-2371  FAX(011)671-2374

広報委員会

広報委員会

第40回広報紙まつり講評(審査委員長)

■広報紙づくりへの熱い思い

すべての広報紙を拝見し、魅力的で特色ある紙面づくりにかける広報担当者の熱く強い思いを今回も感じました。初めて見るようなマガジン風の表紙・レイアウト・デザインなど、斬新で新しい感覚を基にした作品もありました。特集記事等を通して各PTAの主張が伝わり、審査の3つの観点が深く浸透してPTA活動中心の広報紙の構成へと変わってきていました。

■審査の3つの観点と感想

①PTA活動の紹介②積極的な企画性・アイデア③全体(見やすさ・読みやすさ)のバランスの3つの観点で審査しました。

① では、PTA組織と年間予定を掲載したケースがあり、中にはPTA会長と校長先
生との対談でPTAの重点や活動紹介で親しみを持たせるという紙面の工夫もありました。ただ審査委員から、観点に沿ってはいるがPTA活動をもっと前面に出し、紙幅を取ってもよいのではという声がありました。

②では、ユニークな企画やアイデアが満載でした。一番感じたのは高い「取材力」です。例えば実際にプールに入り、着衣水泳を体験するなど、プロの記者魂を感じさせるような「体当たり」取材の広報担当者が印象的でした。教職員紹介は審査の3観点が浸透し、減少傾向です。ただ、会員には教職員を知りたいと思う方も少なくありません。一部教職員に絞ってテーマを決めてインタビューし、その職種から見える子どもたちの様子を伺う方法もあるでしょう。

③では、ほとんどの表紙に号数やPTA名、目次・特集等が明確に記され、読者が手に取りやすい工夫がされていました。審査委員からは、PTA便り・学校便り・HPとの違いを明確にしてもよいのではという声がありました。責任者は最後の校正段階での色遣いなど、全体を通しての統一感を出してほしいと感じました。

■会員(読者)ファーストの広報紙へ

文字情報が多い広報紙も目立ちましたが、一概に良い悪いとは言えません。企画段階で全体構成を明確にし、文字量にゆとりをもたせる工夫もできます。技術面では、要望を伝える中で印刷会社の専門的な助言をもらう方法もあります。学校と保護者を結ぶ橋渡しとして、PTA広報紙の果たす役割は大きいです。今後も会員の要望を聞きながら、「読み手」を意識した紙面を工夫するなど、会員ファーストの精神での作成を期待しております。

■胸が熱くなる編集後記で感動!

広報紙から「作り手・読み手」の二つの立場が見えてきます。「作り手」である担当者の編集後記・取材後記に目を通し、思わず胸が熱くなりました。忙しい中で完成した広報紙は担当者の方々の汗と涙の結晶です。編集途中には真顔や笑顔での意見交換があったことでしょう。まさにそれが広報紙づくりの「原点」です。ある編集後記には広報紙を親子のコミュニケーションに役立ててほしいとありました。私も全く同感です。「読み手」を意識した素晴らしい「作り手」に心から敬意を表します。
今回の広報紙まつりにご尽力くださいました札幌市PTA協議会事務局及び広報委員会の皆様に心より感謝申し上げます。次回も積極的な応募を期待しております。

審査委員長 村上直史(北海道通信社 参与)

ToTop