各区PTA連合会

各区のPTA連合会の活動の様子をご紹介いたします。

札幌市PTA協議会

札幌市PTA共済会

〒063-0051 札幌市西区宮の沢1-1-1-10 札幌市生涯学習総合センター(ちえりあ)3F
TEL(011)671-2371  FAX(011)671-2374

このマークの付いてる区は、各区 PTA連合会のホームページにリンクします。

手稲区の活動

手稲区

宗谷管内・稚内大会NEW!

 10月4日(土)~5日(日)の2日間、稚内にて、第72回 日本PTA北海道ブロック研究大会 宗谷管内・稚内大会が開催されました。
今回の大会スローガンは「てっぺんから広げよう!子育ての輪と和と話」、そして大会主題は「未来を担う子どもたちの今とこれからの幸せ(well-being)を願い、学び合い、連携し合うPTAをめざして」です。
手稲区PTA連合会からは佐々木会長、細川副会長、渡邊副会長、梶田事務局長の4名が代表して参加しました。札幌市PTA協議会では朝野副会長が参加しています。
 1日目の分科会では7つの会場でそれぞれのテーマに沿って開催されましたが、手稲区PTA連合会のメンバーは稚内総合文化センター小ホールで行われた第1分科会(組織運営)、テーマは「学校を支えるためにPTAと地域ができること」に参加しました。
最初に提言者の函館市PTA連合会副会長の小林さんより函館市PTA連合会の紹介があり、その中では青森市PTA連合会と交流を持つために1年交替で訪問しあっている青函PTA交流会についてや、函館市内すべての小中学校のPTA活動を集約して共有化した物をWeb上に公開している情報ハンドブック等の紹介がありました。
その後函館市における現状と取り組みについての話があり、小中学校の再編・統合が進み、学校数は平成28年度の72校から令和7年度には57校へと統合されたが、校区や行動範囲が広がり、放課後の安全確保に不安の声も上がったとの事でした。
その様な中、令和元年度には全市立学校に学校運営協議会が設置され、コミュニティスクール(CS)が導入、令和2年度からは地域コーディネーター(元PTA会長など)が配置された事により、PTAと地域の連携が強化されたとの事でした。
そしてその一環として見守り活動が進められ、アンケートの結果、小学校29校・中学校6校・義務教育学校1校で、PTA単独またはCS・地域と協力して見守りを行っていることが確認されたとの事でした。
そして見守り活動の実践例として、平成31年に3校が統合して誕生した大森浜小学校のケースが紹介されました。
この大森浜小学校は500人を超える児童の安全を守るため、地域コーディネーターの協力のもと「子ども見守り隊」を発足し、隊員はPTA会員111名と町会62名の計173名で、オレンジバンダナを目印に登下校や放課後の見守りを実施したそうです。
また、2年目以降も新入学児童保護者から新規25名が登録、そして現在はPTAの活動を「安心・挨拶サポーター」制度として引き継ぎ、町会と協力して学期の始業・終業式の日に見守りを行っているとの事でした。
 このような提言を受け、その後のグループディスカッションの中では、帯広市PTA連合会では市内全小中学校が作成した校区内の安全マップをホームページにアップして誰でも確認できるようにしている事例や、北見市のPTAとコミュニティスクールを複合化させたPTCAとした取り組み事例、また、富良野市で行っている「愛犬の散歩をしながら、地域の見守りをしてみませんか?」をキャッチコピーに参加者を募集している「わんわんパトロール」と言う事例が話題に上がり、熱のこもった意見交換が行われ、大変有意義な時間を過ごす事ができました。

 2日目の全体会では、元THE BOOMのボーカル・宮沢和史さんによる記念講演、テーマを「旅での出会いが次の曲に反映される」と題して行われました。
宮沢さんは20代の頃、沖縄民謡に魅了され、より深く知りたいと沖縄を訪れたそうで、その旅の中で、沖縄戦の悲惨な歴史や「生き残ってしまった罪悪感」を抱えながら平和を語り継ぐひめゆり学徒隊の方々と出会い、大きな衝撃を受けたと話しました。
「亡くなった仲間たちの想いを私たちが伝えなければ」
その言葉に心を動かされ、宮沢さんは感謝と祈りを込めて「島唄」を作ったそうです。
講演では、歌詞に込められた意味や、音楽的にも沖縄の悲しみを表現した工夫についても語られました。
たとえば「ウージ(さとうきび)の森で…」の部分では、沖縄の伝統音階や三線をあえて使わず、「戦争で選ばざるを得なかった死」を音楽で表現しているのだそうです。
「この歌が歌われなくてもいい日が来てほしい」
宮沢さんの言葉には、平和への強い願いが込められていました。
講演の最後には、「島唄」を心を込めて披露。
会場中が静かに聴き入り、涙する方も多く、歌い終わると大きな拍手が響き渡りました。
平和の尊さを改めて感じる、感動に包まれた全体会となりました。

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